沖縄の琉球村へ行こう

eling

2014年07月03日 11:59

沖縄県北部・恩納村真栄田岬近くにあるテーマパーク、琉球村。体験プログラムを通して、「昔ながらの沖縄」のゆったりとした懐かしい時間を感じることができる。沖縄各地に残された民家を移築し、昔ながらの佇まいを再現した琉球村。過去にタイムスリップしてしまったかのような、のどかな風景が広がる園内は見どころ豊富。サトウキビを水牛に引かせてつくる昔ながらの景色や機織りの実演は、かつての生活ぶりをうかがい知ることができる。民家内で沖縄の文化にふれられる体験教室もあるので、ぜひ参加してみたい。
 古民家が立ち並ぶ界隈(有料エリア)は、およそ100年前、明治末期頃の沖縄の風景を想定して造られている。古民家や水牛、登り窯などは、電気もガスもなかった頃の「昔ながらの沖縄」の風景そのものだ。
 実は、園内の古民家の壁に掛かっている時計はすべて止まっている。来訪者には時間を気にせず、ゆっくり過ごしてほしいというスタッフの計らいだ。久しぶりに沖縄を訪れる年長者の中には、現代の沖縄は開発や整備が進み、近代化して風景が変わってしまったと感じる人もいるかもしれない。しかし、開業32年になる琉球村では、いつ来ても変わらない沖縄の原風景を見ることができる。
 県内では琉球村でしか体験できない「ゆしびん体験」。古酒の熟成に適した伝統酒器「ゆしびん」に泡盛の十五年古酒を自らの手で詰め、自分だけの泡盛を土産にできる。また、「本格琉装貸衣装」では琉球王朝時代に高貴な人達しか身に着けられなかった本格琉装を身に着け、園内を楽しめる。沖縄には欠かせない守り神「シーサー」を赤土で手作りできる「手びねりシーサーづくり」は子どもから大人まで楽しめるプログラムだ。